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志戸平温泉内の「ホテル志戸平・遊泉志だて」、志戸平温泉の由来、志戸臺温泉 石碑、志戸平温泉神社 由来記詩碑、薄衣の滝天狗の滝

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ホテル志戸平▽
遊泉 志だて▽
志戸平温泉の由来▽

志戸臺温泉 石碑▽
志戸平温泉神社 由来記詩碑▽
薄衣の滝・天狗の滝▽

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松倉温泉内の「悠の湯 風の季」、周辺の桜
志戸平温泉内の「ホテル志戸平・遊泉志だて」
渡り温泉内の「ホテルさつき・別邸楓」、「割烹旅館山翠亭」
大沢温泉内の「山水閣・菊水館・自炊部」
山の神温泉内の「優香苑」、高倉山温泉内の「豊楽園(閉鎖)」
鉛温泉内の「藤三旅館」「心の刻 十三」
新鉛温泉内の「結びの宿 愛隣館」


志戸平温泉 ホテル志戸平 志戸平温泉 志戸平温泉


愛犬・ペットと泊まれる宿710(’10〜’11年版)  「花巻南I.C.」より約15分、花巻南温泉狭(南花巻温泉郷)としては市内より2番目、豊沢川沿いに建つホテル&和風旅館がある志戸平温泉です。その自慢は、3つの源泉からこんこんと湧き出る天然温泉をたっぷり使ったお風呂です。
 「ホテル志戸平」には入るものを圧倒する全長25メートルの湯船を持つ大浴場や野趣溢れる露天風呂など全17種の湯殿が揃い、多彩な湯めぐりを愉しめます。さらに、年中楽しめる屋内温水プール、夏季限定の屋外プールとウォータースライダー、宮沢賢治の世界を再現したシアターやカラオケなどの施設も充実しています。
 そして、ペット好きのための、隣にワンちゃん専用の温泉もついた、ペット宿泊施設「ワンワン館」を完備しています。また、ホテルフロントに設置したモニターでいつでも様子を見ることができます。
 また、和風旅館「游泉 志だて」は「大人のためのリゾート旅館」がコンセプトの、全客室源泉かけ流し露天風呂付の宿。自分らしい時間を見つけられるプライベートな空間で思いのままにくつろげます。
 駐車場はホテル前に300台ほど、旅館前に30台ほどあります。


ホテル志戸平(ほてるしどたいら)
住所 住所:〒025-0244岩手県花巻市湯口字志戸平27-1
泉質・風呂数 ●喜久の湯泉質:ナトリウム-硫酸塩、塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
●まつの湯泉質:単純温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
●たけの湯泉質:単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
予約・詳細 詳細・他の写真・空室検索・宿泊プラン・予約は下記画像をクリック


セロ弾きのゴーシュ

 ホテル内には宮沢賢治に関するエンターテインメントコンテンツが2つほどあります。1つは「セロ弾きのゴーシュ」の演奏会。もう1つは「グスコーブドリの伝記」を題材に花巻を紹介する「クーボ博士の研究室」。どちらも定期の時間に開演します。



志戸平温泉 遊泉 志だて
志戸平温泉 遊泉 志だて


遊泉 志だて(ゆうせん しだて)
住所 住所:〒025-0244岩手県花巻市湯口字志戸平11-2
泉質・風呂数 ●喜久の湯泉質:ナトリウム-硫酸塩、塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
●たけの湯泉質:単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
予約・詳細 詳細・他の写真・空室検索・宿泊プラン・予約は下記画像をクリック




志戸平温泉の由来

昔の志戸平温泉絵はがき

癒快温泉(東北編)  延暦年間に征夷大将軍坂上田村麿呂が観音像のお告げによって、この温泉を発見し部下将兵の創痍をその霊効によって癒したと伝えられているが、花巻地方の文化の向上に貢献した松井道円は亨保4年(1719)夏、この地を訪れその清景を感じ堪えず「志戸平温泉記」を書き残し次のとおり記述している。

 「・・・温泉あり、巉巌(ざんがん)層崖の下に出づ、之に浴すれば則ち疥瘡(かいそう)を治すという、傍らに又蕨を煮る湯あり、それ蕨は灰汁を以て製せざれば則ち苦味人の□舌を辣(から)す、然るにひとたびこの泉に茹でれば、則ち昧甘美にしてかつ煮爛(しゃかん)の累(わずら)ひなし、故に国庁に貢ぐ物産をなす也、然してその風景たるや、東に松倉山僧ヵ沢の絶境あり、その険巌絶壁幾千丈なるを知らず、巨巌のあいだ往々奇樹怪松を生ず、残雪のころ飛瀑(ひばく)ををなして一条の白縷(はくろう)頂より垂騨す、南の万滝の沢有、三級の飛泉杳るかに雲間を下る、外辺は壘々たる霊山四囲にして叢樹秦々(そうじゅしんしん)たり、川流りいとして清浅たり、樵径崎嶇(きく)として牢がく(らくがく)たる、超絶の佳勝なりと云うべし・・・」とあり。

 また、岩手県鉱泉誌「志戸平温泉記」に、温泉場の盛りなりしは亨保以後と知るべしとある。


昭和3年(1928)当時の花巻温泉一覧
旅 館 名宿 泊 料 金自炊(室料1日)電車賃自動車賃
久保田旅館2〜3円25銭〜35銭45銭80銭
※花巻のあゆみ(花巻市博物館発行)より引用

昔の志戸平温泉絵はがき



志戸臺温泉 石碑 
地図/YahooMaps 志戸臺温泉 石碑

 県道沿いのホテル志戸平玄関正面にある石碑に書かれている文章です。

志戸臺温泉(釈)


高くきりたった川岸にめぐらされた志戸平には
 温泉がわききれいな小波が立っている
志戸平温泉おみやげ-ゴマ胡桃ゆべし「賢治の宝餅」12個入 なにげなく渕の中を眺めると美しい魚の群が見え
 みあげると岩の上の花かげから鳥のなき声が聞こえる
きこりは背負ってきたわらびやぜんまいをゆで
ゆうらん者は詩を口ずさみながら花を尋ねて歩く
水はあくまで澄み川の石はきれいに洗われている
 谷あいのこの別天地にいるとなんともいえない
  楽しい気分にひたることができる

亨保11年 松井道圓 著

昔の志戸平温泉絵はがき



志戸平温泉神社 由来記詩碑 
地図/YahooMaps 志戸平温泉神社 由来記詩碑

 遊泉志だて前にある、志戸平温泉神社横の石碑に書かれている文章です。

由来記


 今を去る約1200年前延歴年間(782年〜806年)に、征夷大将軍坂上田村麿呂が東征のおり、京都清水寺よりとして観音像を受け、烏帽子の中に捧持しての途についた。
 連日連夜の苦難を続けながら当地方に到着した折、一夜「近くに霊泉がある」との観音様のお告げにより、この温泉を発見し、部下将兵の創痍に霊効あったと伝えられている。
 志戸平の地名はアイヌ語によると言われ、「しど」とは川しもの意で古書には「尻戸平」「志戸臺」等とあり、明治年代迄「しだで」と訛って言っていた。
 昔は温泉風呂は対岸の洞窟にある「まどの湯」の自然風呂だったが、明治24年に下流の灌漑用水を取水の柵により、川の水位が上がり使用不可となって上流岩盤の麓の「わらびの湯」を敷地内に引き湯した。
 その際「まどの湯」に祀ってあった龍神大明神の本尊を本神社を造営してした。
 明治年代神仏混淆により、薬師如来を合祀した。依って例祭は神式により4月8日と10月8日に行われている。



薄衣の滝・天狗の滝 
地図/YahooMaps 薄衣の滝・天狗の滝

 志戸平温泉の手前、左側に見える豊沢川に架かる橋「天王橋」を渡り、対岸にある住宅地を通り抜けた山の麓にある滝です。上下二段になっていて、上段が天狗の像が祭られている「天狗の滝」、下段は薄い白布を垂れかけたような美しい光景の「薄衣の滝」と命名されています。この滝を見るためには入口より約15分ほど渓流沿いを歩いて行かなくてはなりません。本格的な山登りとなりますので、それなりのスタイルをおすすめします。トイレなし。駐車は入り口に数台可能。



 緑と紅葉に彩る山脈志戸平山の中腹にあり、高さ約40mの岩盤上から二層に曲折して瀑布落水する様子は、薄い白布を垂れかけたような美しい光景であり、素晴らしい涼味を満喫することができる。
 なお、滝の名称の由来については、大正4年に北白川宮成久親王殿が、その頃開通したばかりの電車(旧花巻電鉄)で志戸平においでになり御宿泊された際、当温泉旅館主久保田逸郎氏のご案内でこの滝へ散策され風光明媚な景観を殊のほかお喜びになりこの情景をして「薄衣の滝」と命名されたのである。



志戸平温泉周辺の桜

志戸平温泉周辺の桜

志戸平温泉周辺の桜

志戸平温泉周辺の桜





参考資料:現地説明板、各施設パンフレット・HP、花巻観光パンフレット、花巻市広報、花巻温泉物語(熊谷印刷出版部発行)、花巻のあゆみ(花巻市博物館発行)
※最新の情報は各施設、花巻市観光課/TEL0198-24-2111、(社)花巻観光協会/0198-22-5557へお問い合わせください。
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