熊野神社十二番角力式(くまのしんじゃじゅうにばんすもうしき)
ここで行われる泣き相撲は、古くから三熊野神社の特殊神事で、正式には九月の例祭に行う十二番角カの式の事を言います。
言い伝えによると、延歴年中(782〜806)坂上田村麻呂がこの地で部下に相撲を取らせたのが始まりと伝えられています。
その後、擦ケ石川を境とした南・北威島の青年(22歳)による相僕は、勝利した方に豊作をもたらすという占いが流血の争いとなったことから宝永3年(1706)神社氏子の長男で、数え二歳の幼児による泣き相撲にかわり、南北にわかれ6組で取り組み行い、先に泣き出した方が負けときめられています。
現在は幼児成長と豊作を祈る行事として続けられています。江戸時代から続く民族行事。
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