登呂桂(とろかつら)
「その昔、この桂の樹の付近には、早池峰の岳(現在の花巻市大迫町内川目岳)から移住して来た「登呂」という屋号の家がありました。この登呂桂の樹は、岳から移住してきた時に、一族が屋敷の入口に植えた樹でした。登呂の一族は、早池峰の神を信仰し、早池峰神楽を家業として近隣地方を巡業していました。」(地元に伝わる登呂桂・お神樹の伝説)
裏山には早池峰神社が祀られていたと伝えられますが、現在はその社跡に登呂権現が祀られています。
登呂一族が神楽に使った獅子頭(権現様)や衣装は、現在は矢沢地区幸田のハ雲神社に祀られています。
登呂桂は神樹として大事にされており、登った人がいないとも伝えられています。
樹高18.0m、幹周5.1m、推定樹齢300年
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