音羽山清水寺観世音由緒
当山は大同二年征夷大将軍坂上田村麻呂の草創で京都、播磨の清水と共に日本三清水と称し昔より広くその名を知られたる古刹にして奥州三十三観音の一つと伝えられ現在は音羽山清水寺と号し天台寺門宗(三井寺派)であります。
いわてのお寺さん〈第3集〉花巻とその周辺 (1976年)
清水寺山門由緒
昭和二年に建立された清水山門(仁王門)は、当時の建築物としては、すばらしい山門だといわれております。この棲上のには当国三十三札所の観音像を安置してあります。和賀、稗貫、紫波に三十三の札所を配置し、多くの人達が巡拝をしています。都合で一ヵ所一ヵ所参拝できない場合、ここ一ヵ所で全部参拝できるようにと安置したものであります。
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