台川と釜淵の滝
「(もうでかけませう。)たしかに光がうごいてみんな立ちあがる、腰をおろしたみぢかい草、かげらふか何かゆれてゐる、かげらふぢゃない、網膜が感じたゞけのその光だ、」(童話「台川」)
「台川」や「釜淵の滝」付近は童話「台川」の舞台です。農学校の教師をしていた宮沢賢治は生徒を連れて野道を歩き台川をさかのぼってここ釜淵の滝あたりまで地形や岩石などを調べに来ました。「台川」はその時の野外授業の一部始終です。生徒たちの心の動き自然との交感を歩行者の目で実にいきいきと表現されています。
[PR]「台川」の全文は
〈新〉校本宮沢賢治全集(第10巻)で読むことができます。
|